2024年パリオリンピックでは、日本チームが金メダル20個を含む、計45個のメダルを獲得し、大きな感動を呼びました!
パリオリンピックにおいては、初めてブレイキンが採用されたことも、注目を集めていましたね!
その一方、新たな競技が採用されたということは、なくなった競技もあるということですよね。
今回は、なくなった競技理由にスポットを当て、東京大会から廃止された競技を一覧で紹介します!
本記事を読むことで、以下の内容を知ることができます。
- パリオリンピックでなくなった競技理由はなぜ?
- パリオリンピックで廃止された競技一覧!
それでは、始めていきましょう!
Contents
パリオリンピックでなくなった競技理由はなぜ?
ご声援ありがとうございました
この夏を熱くした #パリ2024 #オリンピック。
たくさんのご声援をありがとうございました!#TEAMJAPAN とともに「#一歩踏み出す勇気を」今日からはパリ2024パラリンピックが開幕!#パラリンピック TEAM JAPAN へエールを送ります✨#がんばれニッポン pic.twitter.com/UDMCrFPKaW
— TEAM JAPAN (@TeamJapan) August 28, 2024
パリオリンピックでなくなった競技理由は、なぜなのでしょうか。
その理由は、IOCが採用基準を改め、開催国が『追加種目』を提案できるようにし、新たな競技や人気のある種目に焦点が当て始めたためです。
下のコメントにもあるように、どの競技も、見るのを楽しみにしている人がいますよね。
自分はスポーツでは、野球以外には、全く興味が無いので、パリ五輪は一切見ません!
空手がオリンピック競技からは廃止されるのは、なんで?
テコンドーの方がマイナースポーツだと思うんだけど…
今回も、自分の見たい競技が採用されなくて残念だと思っている人も多いだろうと思いますが、今後も、大会ごとに競技が入れ替わるのは避けられないことなのです。
開催国に追加種目を提案する権限があるため
あまり知られていませんが、競技種目には、『正式種目』と『追加種目』という2つのカテゴリーがあります。
『正式種目』とは、どの大会でも共通して行っていく競技のことで、夏の五輪で言えば、競泳や柔道、バスケットボールなどは毎回行われていますよね。
一方、『追加種目』とは、2020年(2021年)の東京大会の時から、創設された新しい制度で、開催国に種目を提案する権限が与えられます。
追加種目を選ぶ際には、開催国で人気がある、もしくは、人気が高まってきているような新たな競技を提案し、注目度を高めていきます。
東京五輪では、この制度に基づいて、野球・ソフトボール、空手、サーフィン、スケートボード、スポーツクライミングといった、5競技18種目を提案し、採用されました!
一方で、近年、廃止される競技が多い理由も、この『追加種目』の制度にあります。
やはり、限られた期間で全競技の日程を終了するためには、競技数を厳選しなければなりません。
2024年の開催国であるフランスが提案した追加種目を採用するために、東京五輪で採用された種目を廃止せざるを得ないというのは、ある意味自然な流れですよね!
パリオリンピックで廃止された競技一覧!
パリオリンピックのピクトグラム、対称性に尋常じゃないほどこだわってるな pic.twitter.com/xHkhODSPNX
— ヨビノリやす (@Yasu_Yobinori) July 27, 2024
2020年(2021年)の東京五輪から、2024年のパリオリンピックにかけて、廃止された競技を一覧で紹介します!
今回、廃止された競技は、野球、ソフトボール、空手の3種目です。
このように見ると、どれも東京五輪で金メダルを獲得した日本のお家芸ばかりでは?と思ってしまいますよね。
それもそのはず、上記の3種目は、先ほど説明した『追加種目』の制度によって、日本が提案した競技だからです。
え!野球は、五輪から除外?
不人気でマイナーなんだって!?
野球って、世界中で人気のスポーツってわけじゃ無かったんだ
すごく残念
パリ五輪に続いて、ロス五輪も空手復活ならずみたいです、、
このように、廃止された競技について、残念な思いをした方はとても多いですよね。
では、なぜこの3種目が廃止されることになったのでしょうか!
野球がパリオリンピックで廃止された理由
4⃣戦全勝、野球日本代表は1次ラウンドを首位で通過、準々決勝進出
大谷翔平選手が初回に先制の3ラン⚾️
1次ラウンド プールB
オーストラリア 1 – 7 日本@samuraijapan_pr
#侍ジャパン #WorldBaseballClassic pic.twitter.com/A2UrnCeDkn— オリンピック (@gorin) March 12, 2023
大谷翔平ブームによって日本では根強い人気を誇る野球が、パリオリンピックで廃止されてしまった理由は、以下の4つです。
- 正式種目ではないから
- 野球はフランス国内ではマイナースポーツだから
- 採算が合わないから
- 男女で競技が異なるから
正式種目ではないから
まず、一番の理由は、正式種目ではないからですね。
追加種目というカテゴリーである以上、開催国の提案が絶対条件ですが、フランスはソフトボールを選択しませんでした。
野球はフランス国内ではマイナースポーツだから
日本やアメリカでは、野球は国民的人気スポーツのため、他の国でも人気だと思われがちですが、世界的に見ると、野球はマイナースポーツです。
アメリカ大陸や東アジアでは、競技人口が多いですが、ヨーロッパなどの地域では、サッカーの方が人気があるため、野球の競技人口は少ないのです。
また、世界ランクも21位とメダル争いには、到底入らないだろうという予想もできます。
開催国でマイナーなスポーツを提案する理由はありませんよね。
採算が合わないから
フランスでは野球がマイナースポーツであることに伴って、フランスには、五輪を開催するに足りるような立派な球場がありません。
もし、野球を採用するとなれば、当然、新たな球場の新設が必要で、莫大な費用がかかりますよね。
五輪後の経済効果で、その費用が回収できれば問題ありませんが、マイナースポーツである以上、オリンピック後の赤字は避けられないのです。
男女で競技が異なるから
ジェンダー平等が求められている現代で、五輪における野球・ソフトボールもその議論の一つとして挙げられます。
ソフトボールは女子の種目、野球は男子の種目といったように、男女で別の種目を実施している競技は、他にありません。
ソフトボールがパリオリンピックで廃止された理由
今日は、#ソフトボール 内藤実穂さんのお誕生日
東京2020でソフトボール日本代表は金メダルを獲得
初戦、内藤さんが放った大会第一号となるホームランを振り返ろう@05_bic @JSAteamJAPAN#オリンピック pic.twitter.com/Kt9zZGjUws
— オリンピック (@gorin) April 25, 2024
ソフトボールが、パリ五輪の種目から廃止された理由は。以下の4つです。
- 正式種目ではないから
- ソフトボールはフランス国内ではマイナースポーツだから
- 採算が合わないから
- 男女で競技が異なるから
正式種目ではないから
先ほどと同様に、ソフトボールも正式種目ではありません。
したがって、採用されるには、まずは開催国が提案することが必要となり、フランスはソフトボールを提案しなかったということですね!
ソフトボールはフランス国内ではマイナースポーツだから
野球が廃止された理由と同様に、ソフトボールもフランスではマイナースポーツです。
いや、フランスどころか、世界でもマイナースポーツと言えるでしょう。
実際、東京五輪に参加したのは予選を勝ち抜いた6か国のみという少数での戦いになり、ヨーロッパ勢はイタリアのみでした。
採算が合わないから
こちらも、野球の話と同様です。
本来であれば、経済効果が爆発的に高まるはずのイベントが五輪です。
しかし、五輪終了後にどれだけ活用されるのか不明確で資金回収の見込めない施設に対して、膨大な設備投資をするのは、フランスとしては大損害になってしまいますね。
男女で競技が異なるから
もともとは競技人口の問題や、女子野球と男子野球では、グラウンドの広さを変えなければホームランが出ないなどの問題などで、競技を分け始めた野球とソフトボール。
しかし、性別でスポーツを分けるのは時代遅れだという意見も多いですよね。
今後、野球・ソフトボールの種目をどうしていくかは、IOCの大きな課題として、毎回議論されることになりそうです。
空手がパリオリンピックで廃止された理由
オリンピックの空手で金を取ったサンチェスさんも道に入ったのがドラゴンボールがきっかけだったとか。演武の実況で言ってた。 pic.twitter.com/y91CJak3HX
— 春日 秀典/不動産の「売る」「買う」を正しい方向に指南する人/㈱ロータス不動産代表 (@hidek70) March 9, 2024
意外にも、空手はフランスでは人気が高まっているスポーツの一つです。
しかし、パリオリンピックで廃止されることになったのには、5つの理由があります。
- 正式種目ではないから
- 空手の競技人口の増加は一部地域のみだから
- ルールが分かりにくいから
- エンターテインメント性に欠けるから
- 若者への訴求力が低いから
正式種目ではないから
空手も正式種目ではなく、追加種目のカテゴリーのため、開催国が実施を提案しない限り、復活することはありません。
日本人としては、清水希容選手などの人気選手が金メダルを獲得する所を見てみたいですが、次に空手が採用されるのは、一体、いつになるのでしょうか。
空手の競技人口の増加は一部地域のみだから
フランスなどでは競技人口が増えているものの、世界的に見ると増加傾向にあるのはほんの一部の地域に過ぎません。
やはり、IOCの重視する、世界で広く行われている競技という観点では、空手は外れてしまうのでしょうね。
ルールが分かりにくいから
空手には、寸止めや形(型)があり、このルールや試合の進行が空手に精通している人でないと分かりにくいということです。
空手や剣道など、日本の国技は心技体が一体となることを大切にするところがありますよね。
それゆえに、なぜ点が入ったの?なぜ点が入らなかったの?
と、見ていて理解ができないまま試合が進んでいくのは否めません。
エンターテインメント性に欠けるから
IOCいわく、空手はエンターテインメント性が乏しいということです。
個人的には、空手特有のキレのある動きや気合の入った表情は、見る者を惹き付ける力があると感じますが、それは静寂を大切にする日本人的な感覚なのでしょうか。
海外の人からすると、やはり声を出して手を叩いて盛り上がる、そんな競技に需要があるということなのかもしれませんね。
若者への訴求力が低いから
礼儀、作法を学ぶという目的で、幼い子~お年寄りまで、空手を習う人は多いですが、若者からの関心は低いとIOCは判断したようです。
その点では、パリオリンピックで新たに採用された、ブレイキン(ブレイクダンス)は、単純にカッコいいと感じて興味を持つ若者は多いのでしょうね!
まとめ
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ありがとう、パリ❤️@Paris2024 pic.twitter.com/FvtD0XJH42
— オリンピック (@gorin) September 9, 2024
今回は、『パリオリンピックでなくなった競技理由はなぜ?廃止競技を一覧で紹介!』というテーマで解説しましたがいかがだったでしょうか。
以下、本記事の内容のおさらいです!
①パリオリンピックでなくなった競技理由はなぜ?
- 開催国に追加種目を提案する権限があるため。
- 追加種目の制度は、2020年東京五輪の時から採用された。
- 追加種目では、開催国で人気のある、もしくは人気の高まっている競技を採用し、注目度を高めている。
②パリオリンピックで廃止された競技一覧!
- 野球
- ソフトボール
- 空手
いずれの競技も正式種目でないことや地域によっては競技人口が少ないことなどが理由で廃止。
五輪の競技がどのようにして採用・廃止されているのかという新たな視点を持つと、これまでとは違ったオリンピックの楽しみ方ができそうですね!
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