パリ五輪で、柔道の永山竜樹選手が銅メダルを獲得し日本中が歓喜に包まれています!
一方、準々決勝でスペインのフランシスコ・ガリゴス選手との試合で、主審を務めたエリザベス・ゴンザレスさんが起こした大誤審が話題になっています。
さらに、エリザベス・ゴンザレスさんの過去の誤審にも批判が殺到しているのですが、一体どのような誤審があり、なぜ誤審が起きてしまったのでしょうか?
また、エリザベス・ゴンザレスさんは、どのような経歴をもっていて、今後、柔道の審判から追放される可能性はあるのでしょうか?
本記事では、
- エリザベス・ゴンザレスの過去の誤審とは?
- 誤審の理由はなぜ?
- 経歴は?
- 追放される可能性はある?
について、詳しくお伝えしていきます!
Contents
エリザベス・ゴンザレスの過去の誤審とは?
エリザベス・ゴンザレスさんは、過去にも大きな誤審をしており、今回の誤審は2回目です。
1回目は、2023年ドーハで行われた世界選手権での試合、2回目が、パリ五輪での試合です。
過去2回の誤審について、詳しく見ていきましょう!
エリザベス・ゴンザレスの過去の誤審①
1回目の誤審は、2023年世界選手権ドーハ大会における、高藤直寿選手VSフランシスコ・ガリゴス選手の試合ということが分かりました。
えっ、またガリゴス?しかも日本人選手?と驚きの連続です!
この試合における誤審の概要は、以下の通りです。
- ガリゴス選手が、高藤選手に立ち関節技をかける。(これは、柔道では反則技です。)
- ガリゴス選手は、関節技をかけながら高藤選手を投げるという大変危険な技を繰り出し、高藤選手は肘の辺りを抑えて痛みに顔をゆがめる。
- 主審を務めていたエリザベス・ゴンザレスさんが、その技を有効と認める。
- この判定がきっかけとなり、高藤選手は敗北を喫すことになってしまう。
このエリザベス・ゴンザレスって審判世界選手権ドーハ大会で高藤直寿VSガルリゴスのときにも審判しててガルリゴスが危ない技(立ち関節技気味に)かけてるのに勝ちにした誤審の人じゃん
ガルリゴスもエリザベス・ゴンザレスも最低すぎる #永山竜樹 #パリオリンピック #柔道 #高藤直寿 pic.twitter.com/uT8puUNXur— わさビーフ (@nhs46_zaka) July 27, 2024
確かに、日本人選手VSフランシスコ・ガリゴス選手という同じような構図で誤審をしているとなると、エリザベス・ゴンザレスさんとガリゴス選手側陣営の間に何らかの癒着があるのでは?と疑いたくなってしまいますね。
どの競技においても、中立かつ明確な基準に基づいて判定を行わなければならないですが、これでは、公平な判定を行っているとは言い難いですよね。
エリザベス・ゴンザレスの過去の誤審②
そして、2回目の誤審がパリ五輪準々決勝、日本代表の永山竜樹選手VSスペイン代表フランシスコ・ガリゴス選手の一戦です。
同じ選手と審判で2度目だったとは、、、これじゃ裏のつながりも考えてしまう人が出てもおかしくないよ。
前は危険な技を警告しなかったうえ勝たせた。
今回は待ての後すぐ離さなかった事は無視して離した時に落ちてたから負けか。#エリザベスゴンザレス #フランシスコガルゴリス#柔道 https://t.co/ukAxkwjfCp— ゆっきぃ (@yukkeyz) July 28, 2024
この試合での、誤審の詳細は以下の通りです。
- 試合の残り時間1分30秒、得点は0対0のまま、抑え込みたいガリゴス選手と必死に抵抗する永山選手の攻防になる。
- 残り1分15秒辺りから、ガリゴス選手の片手締めが入り始める。
- 残り1分8秒、解説者が片手締めが入っていると発言。
- 残り1分、実況が「永山堪えられるか。」と言ったところで、左手を挙げて待ての合図を送り、実況も「ここで待て。」と発言。
- 審判は、左手を挙げただけで、「MATE(まて)!」という声は聞こえない。
- 一方で、タイマーは、「1:00」で止まっているので、試合は中断されている。
- しかし、ガリゴス選手は必死に寝技をかけており、審判の立っている位置とは、全くの逆方向を向いているため、試合が中断していることには気付いていない。
- この状況のまま、約6秒間ほど、ガリゴス選手の片手締めが続くが、日本サイドが何度も「待て!待て!」と大声で叫び、審判がガリゴス選手に近付いて「MATE」と言ったことで、ようやくガリゴス選手が手を離し、実況も「いやぁ、何とかしのぎました。」と発言。
- しかしながら、永山選手は、ぐったりと仰向けに寝転んでおり、解説者が「落ちてます(失神しています)ね。」と発言。
- 永山選手が落ちていることを確認して、ガリゴス選手の一本勝ちの合図を出す。
- 解説者は「ちょっと、待てがかかってからも締め続けていたような、感じですね。長い間、締め続けて失神してしまったので、どう判断されるか。永山選手も理解できていないような表情ですね。」と発言。
- 日本サイドからは「おい!待てがかかってたの、分かってただろ?」と抗議の声が上がる。
- 畳の下の審判を見て、ジャッジの確認をした様子。
- しかし、畳の下の審判からも、ガリゴス選手の一本勝ちという合図が送られたのか、エリザベス・ゴンザレスさんは、ガリゴス選手に一本勝ちを言い渡す。
試合後、ガリゴス選手が永山選手に握手を求めに行くも、永山選手は、審判の方を見たまま放心状態で、握手はしませんでした。
永山選手は畳の上で約5分間に渡り抗議し、鈴木桂治監督らも抗議をするものの、審判団は永山選手が落ちてしまったことを強調するばかりで、判定は覆りませんでした。
唯一、審判団が認めたのは、「MATE」を出したことが間違いだということだけだったため、そのまま試合が続行していたとしても永山選手は落ちてたから負けは負けでしょとしか考えていないのなと残念な気がしてなりません。
エリザベス・ゴンザレスの誤審の理由はなぜ?
メキシコ人の女性レフリー
エリザベス・ゴンザレス
待ての後に相手が締めてるのを止めずに、1本だと?
恥を知れ! https://t.co/WxR0snsAfP pic.twitter.com/pxbdZBQ4EB— Turbo (@Turbo21602933) July 27, 2024
今回の誤審の理由として考えられるのは、以下の4つです。
- 審判の経験が浅いため
- スペイン系メキシコ人であるため
- ガリゴス陣営との癒着があるため
- 日本選手との因縁があるため
審判の経験が浅いため
#エリザベスゴンザレス
↑こいつホントに審判?
…何?その辺に転がってたド素人なん?二度と神聖な畳を踏むなよ!!!!↓そして2枚目の写真の📮したやつ!まさに人種差別💀
そら*反則*勝ちするわな😜
反則な!反則!!#永山竜樹 さん#オリンピック2024#柔道 #JUDO pic.twitter.com/MnkIlMFhj7— みんみ🖤💚💜 (@abe_snow_man) July 27, 2024
後ほど、詳しい経歴を紹介しますが、エリザベス・ゴンザレスさんの国際審判歴は2021年からです。
つまり、国際大会での経験は、まだ2年半ほどですから、経験が浅いことは確かです。
パリ五輪の永山選手の試合に関しても、「MATE」をかけたが、その判断に自信がなく、2人の間に入って制止するという咄嗟の判断ができなかったという可能性も0ではありません。
しかしながら、五輪という4年に一度の大舞台、選手にとっては一生に一度になるかもしれない夢の舞台ですから、経験が浅いことは言い訳になりませんよね。
スペイン系メキシコ人であるため
この誤審やらかしたエリザベス・ゴンザレスって審判、メキシコ人らしいけど「ゴンザレス」姓ってもろスペイン系やんけ…
どこの世界に「待て(タイム)」が入った後にポイントが有効になる武道があるんだよ
永久追放されろ https://t.co/Vwfbbo9mDf— 腰が爆発四散したタカ (@PinaGAN_Sky) July 27, 2024
SNS上で、多く見られたコメントが、エリザベス・ゴンザレスさんがスペイン系であるという意見。
もともとは、メキシコ国籍の方ですが、ゴンザレスと言う苗字はスペインで3番目に多い苗字ですから、スペインに何らかのルーツがある可能性はあります。
審判である以上自らの国籍やルーツに関係があるか否かでジャッジをするとは、普通であればあり得ない行為なので、このような意見は憶測に過ぎません。
むしろ、この意見がスペインの方やメキシコの方に対する差別的な感情には繋がらないでほしいものです。
ガリゴス陣営との癒着があるため
#エリザベスゴンザレス
ちなみにこいつ、2回目のやらかしですからね。前回も同じガルリゴス選手で、尚且つ相手が日本人でした。
忖度か人種差別なのかわかりませんが
ここまで来ると審判ではなく、ただの主義者(何がとは言ってない)なのよ pic.twitter.com/554hZLifXJ— 会議猫 (@Wy8G2zwv5XHpLDq) July 28, 2024
故意か偶然かは本人のみぞ知ることですが、2度に渡ってガリゴス選手に有利な判定をしているエリザベス・ゴンザレスさん。
ガリゴス陣営との癒着については、明らかになっていませんが、可能性としては0とは言い切れません。
万が一、これが事実であれば、柔道界のみならず、スポーツ界に衝撃を与える大問題になってしまいます。
日本選手との因縁があるため
過去2度の誤審によって敗北しているのは、どちらも日本人選手。
ないことを願いますが、日本に対して、もしくは、日本の柔道界に対してネガティブなイメージを持っていたり、日本に対して何かしらの差別感情持っているとしたら、非常に悲しいですね。
エリザベス・ゴンザレスの経歴は?
名前:エリザベス・ゴンザレス(Elizabeth González)
生年月日:1987年4月21日
国籍:メキシコ
経歴は以下の通りです。
- 高校生で、当時のコーチに誘われ柔道を始める。
- 柔道を続けつつ、18歳で審判のキャリアをスタートさせる。
- 2022年にメキシコ人女性初の国際審判員に選ばれる。
- 2022年ポルトガルグランプリ、グランドスラムトビリシ、グランドスラムウランバートル、ザグレブグランプリ、グアヤキル世界ジュニア選手権、グランドスラムアブダビ、IJFマスターズエルサレムで審判を務める。
- 2023年ポルトガルグランプリ、グランドスラムパリ大会、ドーハ世界選手権、グランプリドゥシャンベなどの主要な大会で審判を務める。
- 2024年パリ五輪において、最年少審判に選ばれる。
高校、大学では、自身も柔道をしていましたが、選手としては中々結果が出ないキャリアでした。
しかし、18歳から始めた審判は、後に自分の好きな仕事だったと語るほど、エリザベス・ゴンザレス審判員に合っていたようです。
また、女性の審判は、国際的に見ても少ない中で、自ら道を切り開いていったパイオニアの一人として期待されてきたようですね!
特に、2022年~の活躍は、顕著ではないかと思います。
審判歴としては、19年目を迎えており、最年少とは言え、それなりに経験は積んでいることが分かります。
しかしながら、国際審判としては、まだ3年目で、五輪最年少審判ということですから、世界的に見れば、やはりキャリアはこれからなのでしょうね!
エリザベス・ゴンザレスが追放される可能性はある?
今回、これだけ大きな問題になっている誤審を見ると、やはり気になるのが、今後、柔道界や審判界から追放される可能性はあるのかということですよね。
ぢかし、現段階では、追放や引退などの報道はなく、今後も追放の可能性は低いと思われます。
その理由は、以下の3つです。
- 審判界で将来を期待された若き女性審判だから。
- 柔道における誤審は、頻繁に起こっているから。
- 審判団は、明らかな誤審であっても、誤審と認めない体質をもっているから。
一方、SNSを中心に厳しい批判が相次いでいるのが現状です。
厳正な審査の上で、エリザベス・ゴンザレス氏には国際審判資格取り消しをhttps://t.co/0Fu9lmYp1q
— つぼ【🍚お米を食べよう🍙】 (@tsuboru2525) July 30, 2024
世紀の誤審、エリザベスゴンザレスの審判資格剥奪を求めるわ。どの試合も制御出来てないレフリー。こんなだから危ない試合が罷り通る。ルールが無いなら試合じゃない。
— あ (@5SWxhQ2QvbduDJD) July 29, 2024
声の小ささや、立ち位置を考慮すると、ガリゴス選手が「MATE」の合図に気付かなかったという言い分は、理解できます。
しかしながら、命令を聞かずに試合を続ける選手を制御するのも審判の大事な役目です。
それを果たせなかったという点では、今後、何かしらの処分や声明が発表される可能性はあるかもしれません。
とは言え、柔道の審判については、『指導』の明確な基準や、『待て』のタイミングなど、未だに課題が残されています。
また、誤審はあってはならないことですが、柔道に限らず、一定の回数起きてしまうのも事実です。
エリザベス・ゴンザレスさんを始め、審判団には公正かつ公平なジャッジに努めてもらい、今後、同じような誤審が起こらないことを願うばかりですね!
まとめ
今回は、『エリザベス・ゴンザレス過去の誤審を紹介!経歴や追放の可能性も調査!』というテーマで解説しましたがいかがだったでしょうか?
以下、今回の情報のおさらいです!
①エリザベス・ゴンザレスの過去の誤審とは?
- 1回目の誤審は、2023年世界選手権ドーハ大会における、高藤直寿選手VSフランシスコ・ガリゴス選手の試合。
- 2回目の誤審は、2024円パリ五輪でにおける、永山竜樹選手VSフランシスコ・ガリゴス選手の試合。
どちらも、日本人選手VSフランシスコ・ガリゴス選手という点で、批判が相次いでいる。
②エリザベス・ゴンザレスの誤審の理由はなぜ?
SNS上で見られる意見は以下の4点
- 審判の経験が浅いため
- スペイン系メキシコ人であるため
- ガリゴス陣営との癒着があるため
- 日本選手との因縁があるため
③エリザベス・ゴンザレスの経歴は?
- 高校生で、当時のコーチに誘われ柔道を始める。
- 柔道を続けつつ、18歳で審判のキャリアをスタートさせる。
- 2022年にメキシコ人女性初の国際審判員に選ばれ、数々の国際大会で審判を務める。
- 2024年パリ五輪において、最年少審判に選ばれる。
④エリザベス・ゴンザレスが追放される可能性はある?
現段階では、追放や引退などの報道はなく、追放の可能性も低いと考えられる。
理由は、以下の3点。
- 審判界で将来を期待された若き女性審判だから。
- 柔道における誤審は、頻繁に起こっているから。
- 審判団は、明らかな誤審であっても、誤審と認めない体質をもっているから。
審判と言えども、人間ですから、誤審をしてしまう可能性はあります。
しかしながら、パリ五輪という大舞台ですし、柔道などの武道での誤審は、怪我や命の危険に繋がりかねません。
判定は覆りませんが、なぜ、誤審に至ったのか、その経緯や理由については、審判として責任をもって説明をして欲しいですね!
また、今回の大誤審は、とても悔しいものではありますが、他の階級の試合や団体戦では、誰が見ても日本選手の勝利だと思えるような勝ち方で、金メダルを目指して頑張ってほしいです!
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